「糸」へのこだわり
自然な味わいは糸づくりから

肌に触れるやさしい心地よさを求めて、糸の番手や撚り(より)の回数、本数を調整することから始めます。
染色できるように糸を枷(かせ)の状態にした後、染色職人が藍や柿渋、草木染めを糸に施します。(先染め)
最後にニットに編むために、糸をコーン状に巻きなおします。
編み始めるまでの「糸づくり」の工程に時間を費やすことで、自然な味わいを出しています。
素材は綿を中心に

年中通して着用していただくために、丈夫であり、吸湿性があって肌触りもよい綿素材を中心に生産しています。
特に、春から夏、秋口にかけて、じめじめする日本において、綿ニットは最高の肌触りです。
「染め」へのこだわり
藍染め(aizome)

藍はとても繊細で、気温や湿度などで微妙に染め具合も変わり、まるで生きて呼吸しているかのようです。
ニットができあがった時の柄を考えて、糸に染めを施します。
染めては洗い、洗っては染めてを繰り返し、糸を染め上げていきます。
柿渋染め(kakisibuzome)

柿渋の利用は平安時代までさかのぼり、「太陽の染め」とも言われてきました。
柿渋で糸を染め、太陽に当てると糸が硬くなってしまうため、丁寧にうすく何度も染めて編めるように手をかけます。
日光が射さないと色が深まらないため、染めには大変な時間を費やします。
「編み」へのこだわり
ホールガーメント(Wholegerment)

縫い目のないようにコンピュータで3次元にデザインする。そして、最新鋭のマシンで編みあげる。
するとゴワつきやつっぱりがなくなったニットができあがります。
この画期的な編成方法で編む製品は、伝統的な手法で染めた糸と融合し、他にはみられないオリジナル性に富んだニットウェアを実現しています。
手仕事(Handmade)

数はたくさんできませんが、手編みや手動編み機での生産もおこなっています。
手編みには手編みの良さがあり、編み機には編み機の良さがある。
人間の手ではないと表現できない、やさしさやあったかさを大切にする。
アミアームの名前の通り、「編み」と「アーム(腕)」の仕事を守り続けています。